カリフォルニア・バークレーで食育クラス!大人も知らない節分のトリビア

こんにちは!
ゆる薬膳でハッピーに!
主宰の清水えりです。

私は今、昨年まで過ごした懐かしのカリフォルニア、バークレーに来ています。

実は私、2018年秋から2019年に日本に戻るまでの間、
バークレーにある日本語アフタースクール、
めだかの学校で食育ボランティアをしていました。

今回は旅行で来ているカリフォルニアですが、
子供たちにも会いたい!ということで、
飛び入りでめだかの学校へ!

アメリカ生まれの子供たちに、
節分についてお話して〜とリクエストを受けて、
急遽節分のお話をしてきましたよ⭐

そこで、私も改めて節分の意味や文化をお勉強しちゃいました。

もしかしたら、日本人でも忘れていたかもしれない
節分について、こちらでもシェアしてみたいと思います!

節分って、実は2月だけじゃなかった!

節分は、本来は1年に4回あるって知ってましたか?

4つの季節のはじまり「立春、立夏、立秋、立冬」
それぞれ前日が節分でした。

その中でも2月の節分は、旧暦の新年にあたる立春の前日で、
いわゆる旧暦では大晦日だったんです!

それで、立春の前日の節分が特に大事な日として
節分といえばこの日をさすようになったのです。

ちなみに、春分や立春は旧暦なので、少しずつ日にちがズレていきます。

30年程は同じ日で、立春が2月4日、節分が2月3日でしたが、
来年2021年は立春が2月3日、節分が2月2日になります。

節分というのは、文字通り、季節の分かれ目という意味だったんですね!

そして昔から節分には邪気が入ると考えられていて、
特に年の分かれ目である2月の節分には、邪気が入りやすいと考えられていました。

豆まきなどの行事は、この邪気を祓う意味合いがあり、
日本各地でユニークな邪気祓いの行事があります。

邪気というのは、悪い運気というだけでなく、
薬膳でも病気の原因が外邪と表現しています。

そのため、邪気祓いは、病気にかからないための
おまじないでもあるんです!

「鬼は外、福は内」だけじゃない、豆まきの由来



節分の夜には皆さん、
「鬼は外、福は内」と言って豆をまきますよね?

これは平安時代の神事
節分の日に鬼払いの役人が先導し、
桃の弓と葦の矢で魔物を追い払っていたのが始まりです。

この宮中行事がだんだんと変化して、
弓矢から豆になり、室町~江戸時代に庶民に広がったといわれています。

豆をまくようになった理由は、
豆は生命力を意味し、さらに広範囲にばら撒けるからという説もあります。

お寺や神社でも、「豆打ち」と言われ、
庶民は「豆まき」として親しむようになっていきました。

そして「豆打ち」では、その年の福男、福女が豆をまき、
それをいただくと一年健康で過ごせると言われています。

ところで、なぜ節分に炒った大豆を撒くのかご存知ですか?

大豆は五穀のひとつで穀霊が宿るとされており、
米に次いで大切な穀物として神事に用いられてきました。

大豆は米よりも粒が大きく、ぶつけた時の音も大きいので、
悪霊を祓うのに最適であることや、
魔の目(魔目=まめ)に豆をぶつけて
魔を滅する(魔滅=まめ)にも通じます。

ただし、豆まきに用いられる豆は炒り豆でなくてはいけません。

生の豆を使って拾い忘れたものから芽が出てしまうと縁起が悪い
とされているからで、「炒る」が「射る」にも通じます。

つまり、「豆を炒る」=「魔目を射る」で「魔滅」となるわけです。

日本では大豆以外にも
千葉や北海道、東北など、炒った大豆ではなく
殻付きのピーナツを撒く地方もあるんですって!

これは落ちた豆を拾いやすいから、
またまいた後も皮をむけば食べられるから、という理由だそうです。

意外に新しかった恵方巻きの習慣

今ではすっかり全国的になった恵方巻。
節分前には今年はどんな恵方巻きにしよう?

とか、どこのを買おうかな?と考えるご家庭も多いのではないでしょうか。

アメリカ生まれの子どもたちは知らない子が多かったのですが、
ここ、カリフォルニアでも恵方巻きを食べる日本人家族が結構います。

恵方巻の始まりについては、いろいろな説がありますが、
大正時代に大阪の花街や商家で始まった習慣だそうです。

七福神にちなみ、7種類の具を巻いた太巻きを、
切らずにまるごとその年ごとの恵方を向いて

黙々と食べるという習慣です。

この習慣、1980年代にセブンイレブンが広めたというのは
結構有名な話ですが、
恵方巻きの習慣のはじまり自体が、商業の街大阪らしいものでした。

関西で寿司といえば押し寿司や海苔巻ですね。

1970年代から大阪の海苔や寿司の組合が、
海苔巻の販売を伸ばそうと、
「節分の日に恵方巻きを食べると良い年になります」と宣伝を始めたのが
そもそも節分=恵方巻となったハシリだそうです。

そして、1989年にセブンイレブンが関西以外では広島でも恵方巻きを販売し、
1990年には全国販売を開始。それ以降、急速に全国に広がりました。

今では恵方ロールケーキや恵方サンドなどが出てきたり、
フードロス削減のためにコンビニ各社が
恵方巻きを予約販売のみにするなど、
何かとこの時期話題になるようになってきました。

魔除けに鰯の頭!

こんな飾りを玄関にぶら下げているのを見たことはありますか?

東京生まれの私は、最近まで知らなかったのですが、
関西には節分に鰯の頭を柊にさして玄関に飾る風習があるそうです

鬼を寄せ付けないための飾りなのですが、
猫が寄ってきそうです😁

我が家でも節分にはなぜかメザシを食べていました。

考えてみれば、祖母が関西出身だったからかもしれませんね。

この鰯の頭を飾る習慣は平安時代にはじまり、
主に関西中心に残っている風習です。

この飾り、広く「ヤイカガシ(焼き嗅がし)」と呼ばれていて、
独特のニオイを鬼が嫌がるために、魔除けになると言われています。

同じく柊も棘があるので鬼も近寄らないということのようです。

鰯を節分に食べる習慣は、鰯を焼くときの
もくもくとした煙とニオイが、鬼は苦手なんだそうで、
飾りと同様に魔よけの意味があるそうなので、
来年の節分には鰯の塩焼きをぜひ!!

節分のお豆活用!スープみたいな福茶と簡単きなこ炒り豆

さて、豆まきで余った節分の炒り豆で、
ぜひ作っていただきたい
縁起物ドリンクと、簡単おやつをご紹介します。

福茶(大福茶)

お正月におなじみの大福茶ですが、
本来は旧暦の正月である春分の日や節分に
縁起物としてとして飲まれてきました。

節分のときに飲む福茶は、こんぶ、梅干、福豆で作るのが一般的です。

<材料>
昆布:よろこぶ
梅:おめでたい松竹梅&毒消しに
福豆:まめまめしく働ける

<作り方>

梅干と昆布と炒り豆をじっくりと煮込んで味を出すだけ

大豆と昆布から旨味が出て、スープのような味わいになります。

煮込むのが面倒な方は、湯呑に梅干と塩昆布、
年の数のお豆を入れてお茶を注ぐだけでもOKです。

次に、簡単で止まらないおやつ、きなこ豆です。

ブラウンシュガーや黒糖 大さじ3
水 大さじ1
炒り大豆 1カップ

<作り方>

砂糖(ブラウンシュガーまたは黒陶)と水をフライパンに入れて火にかけます。

砂糖が溶けて、煮詰まってカラメル状になる少し手前で炒り大豆を1カップほど入れて手早く絡めます。

これをきな粉を入れたボールに入れてきな粉を全体にまぶします。

砂糖の量はお好みで増減してくださいね!